テーマは「子どもが主役」!mamaマルシェは良い刺激をもらえる、風通しの良い場所 / mamaマルシェ広報・平岡さん、わぴあ夏まつり2023・パートナーズ・ワン福士さんインタビュー

執筆者 | 23年07月25日 | インタビュー

こちらは、和光市広沢複合施設「わぴあ」のnoteにて掲載されているインタビュー記事になります。

今年で2回目の「わぴあ夏まつり2023」は7月29日(土)に開催を予定しています。そこで今回は、夏まつりのイベントの一部を企画・運営するmamaマルシェの広報を担当されている平岡さんに夏まつりでのmamaマルシェの活動をお伺いし、夏まつりとmamaマルシェの運営を担当しているパートナーズ・ワン株式会社の福士さんに「わぴあ夏まつり2023」についてお話を伺いました。

目次

  • mamaマルシェはどんな団体?
  • わぴあ夏まつり2023、mamaマルシェがしたいこと
  • 市民広場での企画「グルメと光のアート」
  • mamaマルシェと和光市の魅力、今後のビジョンについて

ーーーー本日インタビューさせていただく吉田です。よろしくお願いいたします。早速ですが、平岡さんに自己紹介からお願いしてもよろしいでしょうか。

平岡です。和光市在住歴は10年とちょっとです。普段は会社に所属して仕事をしています。子どもに小学生の男の子がいます。

mamaマルシェはどんな団体?

ーーーーmamaマルシェのコンセプトを教えてください。

お母さん・お父さんを中心に和光市を盛り上げていければいいなということで「繋がる×楽しむ」をコンセプトに集まってボランティアで活動している団体です。わぴあのONEMILEで、みんなの意見を聞きながら、年4回ぐらいを目安に不定期で活動しています。

ーーーーメンバー数はどれくらいいるのですか。

大体20人くらいです。最近はmamaマルシェのメンバーの紹介の紹介や、メンバーの募集を見てきた方など、どんどん増えて20人ぐらいになりましたね。

ーーーーメンバーの年代はやはりお子さんがいるママさんが多いですか。

そうですね。参加者の年代は幅広くて、中学生や高校生のお子さんがいるお母さんから、まだ1歳くらいの小さいお子さんがいるお母さんまで幅広いです。ママだけじゃなくて、パパもいらっしゃることもあります。

ーーーーそうなんですね!男性は何人いらっしゃるのですか。

今のところ、男性は1人です。

ーーーー他に、お子さんがいることや和光市在住であること以外に共通点などはありますか。

皆さん自分の意見をはっきり持っていたり、アイデアを持っていたり、フットワークが軽かったり、バイタリティがあったり…そういうお母さんが多いですね。自分で何か物作りをされているお母さんもいらっしゃったりします。みんな元気なお母さんです。

ーーーーありがとうございます。平岡さんが広報担当として活動されている具体的な内容を教えてください。

実は私は特に広報を担当しているわけではなくて(笑)。mamaマルシェでは、運営の当初に担当者の福士さんが「自分たちで楽しんでやれることをやろう」っていうことをおっしゃって下さって、メンバーみんながそれぞれやりたいことを出し合ってやっている感じなんです。だから、好きなことを言って、それを実行するために「こうしたほうが良いよ」というアドバイスを福士さんからいただいています。

私は元々デザインの仕事をしていたので「ちょっとチラシを作ってみたいです」って言ってやらせていただいています。情報発信は福士さんがしてくださっているので、私はチラシのデザイン担当みたいな感じです。基本的にそれぞれがやりたいことをやっている中で、私はチラシのデザインに興味があったんでやらせてもらっています。

わぴあ夏まつり2023、mamaマルシェがしたいこと

ーーーー夏まつりでは、mamaマルシェはどういうことをされるのか教えてください。

去年は夜の部に参加していたんですけど、今回はマルシェとしては昼だけで、夜のおまつりとは切り離して、自分たちだけで10時~13時で運営・開催しようってことが話し合いで決まりました。

今まではフォトブース・子ども服交換会・ワークショップとかをやっていたのですけど、そうすると来場するママの層は小さな子どもがいるお母さんたちが多かったんです。そこで、もう少し小学生や大きい子どもたちが遊べるといいなとなって、開催時期が7月29日で夏休み中でもあるので、今回は子どもたちをメインにしようってことになりました。

今までは「お母さんも楽しめて、子どもも楽しめる」みたいな感じだったんですけど、今回はもうちょっと「子どもが楽しめて、親も楽しめる」といいよねとなりました。基本的にmamaマルシェに参加しているメンバーには、自分たちも楽しめるといいよねっていう考え方があり、幅広い内容ができるような企画にしようという話になりました。

ーーーー具体的な内容はすでに決まっていますか。

今は「子ども店長・キッズフリマ」、「縁日」、「和光市のショップ」の3つのグループに分かれています。大きい企画は「子ども店長・キッズフリマ」ですね。

ーーーー「子ども店長・キッズフリマ!」いいですね。何歳以上から参加できるのですか。

小学校1年生から中学3年生です。募集はこれからですね。14組先着順で、お店の出店料は500円です。

どれだけ集まるんだろうっていうのもありますが、きっと興味はあるとは思うんですよね。実はうちの子どもも興味を持っています。どれを売ったらいいんだろうとか、要らなくなったおもちゃを誰かに使ってもらうのもいいですし、何でもアリです。個人的には、自分で作ったものでもいいのかなって思います。

子どもにとっては作る楽しみも、当日店長としてやり取りをする楽しみもあるし、サポートにはお父さんお母さんにも入っていただくので、何か思い出になるんじゃないかなと思います。

お金の大切さやSDGsとかを知ってもらえたらと思います。子どもからすれば、SDGsって急に言われても分からないですし、何かもうちょっとかみ砕いて、楽しみながら何かを知るっていうのがいいよね、って思っています。
あと、縁日は「おもちゃすくい」とか「輪投げ」とか。子どもがチャレンジしながらお菓子やおもちゃを手に入れられるような縁日を予定しています。
それを実施するにあたって、メンバーのお父さん・お母さんが「近隣イベントでこういうのがあったんだけど」っていうのを、自分で行って全体LINEで教えてくれたり、地域のお店を紹介してくれたりします。

和光市のショップの出店に関しては、ママさんの知り合いに交渉してもらったり、基本的に全部和光市のお店に出店してもらう予定です。全部、子どものお小遣いでやりくりできる、自分のお小遣いで買えるような金額に設定する予定です。

ーーーーあくまでも今回のマルシェの主役は「子ども」という感じですね。

はい。子どもが主役で、お母さん・お父さんも楽しめたらいいねという感じです。

市民広場での企画「グルメと光のアート」

ーーーー全体としての「わぴあ夏まつり2023」の話は福士さんの方からぜひお願いします。すでに決まっていることはどういったものがありますか。

去年からの変更点でいうと、大きな違いとしてエリアが広がります。去年はわぴあのわいわい広場を中心としてわぴあ内だけでやっていたんですけど、今年一番違うのは、和光市役所の「市民広場」も夏まつりのエリアになります。

「市民広場」は、グルメエリアとしてキッチンカーが10台以上来ます。さらに、光のアートのようなプログラムもやることになりました。キッチンカーが昼の11時から夜の8時までなので、mamaマルシェをやっている時間帯も、夜の夏祭りの時もキッチンカーがあるんです。

「市民広場」では、午後からデコパージュキャンドルというキャンドルを作るワークショップを13時から17時までやります。2つ作ってもらって、1つは持ち帰り用、もう1つは会場に置いていってもらおうと思っています。

あとは、市民広場ステージ上を中心に光のアートを作り、目立つところに、ワークショップで作ってもらったキャンドルを置いて飾る予定です。わぴあ側では、基本的に去年とほぼ似たような感じなんですけど、ステージのパフォーマンスやいろんなブースがあって、射的をやったり、輪投げをやったりといった感じです。

ーーーー去年の夏まつりの感想や、去年の経験を踏まえて今年変更することなどはありますか。

(平岡さん)

マルシェメンバーとしても想定以上のお客様がいらっしゃって、みんなちょっとびっくりしていました。メンバーみんなであたふたしてしまいましたが全力でやりきりました。でも、なんかみんな「疲れたけど楽しかった」みたいな感じの清々しさはありましたね。

思ったよりお客様が多かったので、メンバーも「聞かれたことを適切にお答えできなかった」とか「もうちょっとこうすればよかったね」といった反省もありました。

(福士さん)

昨年の夏まつりではお客さんが想定の2倍から3倍ぐらいいらっしゃったんですよ。というのも、すぐ隣の朝霞市で、彩夏祭の最終日が開催されていたのですが、わぴあにも予想よりもたくさんいらっしゃいましたね。わぴあは「たくさん来てくださる場所なんだな」というように実感しました。

去年の来場や盛り上がりをみると、今年はさらに増えるのではないかと思います。とにかく、楽しく過ごしてもらえればそれが1番だと思います。

ーーーーどんなイベントにしたいですか。

(福士さん)

わぴあができて2年くらいなんですけど、そもそもわぴあを知らない方もいらっしゃっいます。そこで、まずは、わぴあではこんなことをやっていますよ、っていうのを市内の皆さんに知っていただきたいと思っています。

今はかなり注目されつつあるとは思うんですけど、やっぱり和光のお祭りと言ったらこれがあるよね、というような、シンボル的なお祭りになればいいなと思います。

mamaマルシェと和光市の魅力、今後のビジョンについて

ーーーーmamaマルシェに興味を持ったきっかけを教えてください。

(平岡さん)

私はマルシェが好きで、興味があって、地元でやっているマルシェは結構見ています。あと、和光の端っこに住んでいるので、和光市のことを全然知らなかったんですよ。なので、こういう活動を通して「和光市のこととか、そこに住んでいる方と触れ合えるかな」と思いました。

せっかく和光に住んでいるんだから、「自分ができることで住みやすく」は大袈裟かもしれませんが、なんか自分がやっていることで「『和光市いいよね』ということに後々なったらいいな」と思っていたら、福士さんが発信されていたのを見てメールさせてもらったって感じですね。

ーーーーすごいですね。思いはあっても、一歩を踏み出すってなかなか実行できないことだと思います。

全然知らなかったっていうのが大きいのかなと思っています。仕事をしていたので、わぴあの周辺に来ることといったら市役所に書類を出しにくるくらい。それも遠いなっていう印象だったので、mamaマルシェへの参加をきっかけに色々知れたら良いなと考えました。

ーーーーmamaマルシェの活動で楽しいと思うことや大切にしていることを教えてください。

この場所に来て、こういった「場」があるっていうことを知って、わぴあや児童センターなどの場所の存在を知れたっていうことや、やっぱりお母さん方と交流できることはすごく楽しいなと思います。

今まで接点がなかった色々なお母さんたちと交流すると、結構皆さん仕事をやりつつ活動をされている方もいて、元気をもらえたりとか、こういうのも真似したいな、いいなって思います。そこも魅力の一つだなと思います。遊びに行っているわけじゃないけど、遊びに行く感覚というか、そういうところがいいところかなと思います。サークルに近いかもしれないですね。

でも、基本的に皆さんが大切にしていることは「無理はしないようにしよう」「まずは自分たちの生活があるから、無理しないで参加しよう」っていうのがあるので、行けなかったとしても「なんで来ないの?」という雰囲気はありません。「地域のために」っていう意識の皆さんから、刺激をもらうことも多いです。

ーーーー良い刺激ですね。逆に、大変だと思うことはありますか。

やりたいっていう気持ちと、やれないっていう時間の制約とかがあります。マルシェの開催中、忙しいときは大変だなとは思いますね。でも基本的に「大変だとは思わないようにしよう」っていうのがあると思います。それが大切にしている価値観かもしれないです。活動をする時にはそういうスタンスが重要かな、と思っています。

ーーーー和光市の魅力・キーワードがあれば教えてください。

いろんな人の出入りはあるんですけど、皆さん活動的です。マルシェ以外の活動をされているお母さんもいらっしゃるので、アクティブな方々が多いなっていうのはありますね。例えば近隣に自衛隊とかもありますし、若い方々が入って、そしてコミュニティを作りたいっていう人が多くいらっしゃるっていうのも、もしかしたらあるかもしれないですね。

ーーーーPRしておきたいことなどあればお願いします。

マママルシェでは年中メンバー募集をしています!まずはちょっと、どんなことをしているのかを見に来るというだけでも全然OKです。みなさん、肩肘張らずに参加していらっしゃる感じです。当日来られなくても全然オッケーですしね。みんなお子さんとかも連れてきて、大きい子が小さい子を見てくれてたりするので、子ども同士のコミュニケーションにもいいなと思っています。

自分が思い描いたことが形になる。福士さんの「ダメって言わない」っていうのがマルシェ全体の雰囲気にもなっています。

(福士さん)

とにかく無理しない。無理をすると、途端に楽しくなくなっちゃうんですよね。いろんなところでこういう事業をしているけど、やはり仲間作りが1番重要なので、それを増やしていくっていうことをこれからも続けていきたいです。それはずっと、常に変わらないですね。

地域の人たちが集まると、地域の求めていることが分かるようになるんですよ。そこから、その人たちがしたいことをすくい出して、形にしていくことをしていきたいです。

ーーーープライベートで挑戦してみたいことはありますか?

(平岡さん)

マルシェメンバーのママさんを見て、ものづくりに関わってみたいかもしれない、と思っています。まだ分からないですけどね。

<編集後記>

今回、平岡さんからお話を伺って、mamaマルシェのとても活動的で風通しの良さそうな雰囲気を知ることができました。そのような活動団体がこの和光市の中にあるということに、私自身も嬉しく感じています。そして、福士さんの「地域の人たちが集まると、地域の求めていることがわかる」という言葉がとても印象的でした。今年のわぴあ夏まつりも今から楽しみにしています!お忙しい中、ありがとうございました。

(制作:和光市広沢エリアマネジメント広報部 市民記者:吉田さやか)