こちらは、和光市広沢複合施設わぴあnote記事の転載になります。
こんにちは。和光市広沢複合施設わぴあ広報担当の谷田貝です。
2022年７月から12月までの毎月、わぴあ内Wako Activity Room ONEMILEとオンライン併用にて、わぴあ利用者、市民、ビジネスに興味がある方や起業してみたい方などを対象にした「わぴあ起業家講座」を開催しました。
このnoteでは「わぴあ起業家講座」の様子をレポートするだけでなく、「わぴあ起業家講座」ってどんなことやっているのか、実際に参加した方の感想など、今後参加される皆さまのご参考になれば幸いです。また、１月31日（火）13時より「子育て世代のためのスモールビジネス講座＠わぴあ」を開催いたします！
全３回「子育て世代のためのスモールビジネス講座 ＠わぴあ」開催のお知らせ
コロナ禍によって自分のライフスタイルを見つめ直し、自分の好きなことや得意なことを活かして小さなビジネスを始める方が増えてきています。
一方で、子育て世代の方の中には、家事や育児に追われ、スモールビジネスを始めることがそもそも難しいと考えていらっしゃる方が少なくありません。
しかしながらスモールビジネスは、このような子育て世代の方に、むしろ大きなチャンスとなり得るものです。
そのため、わぴあでは「子育てや仕事を両立させ、充実した日々を送りたい！」、そう思う子育て世代の ”挑戦” を応援したいと考え、本講座を開催いたします。
「子育て世代のためのスモールビジネス講座＠わぴあ」
2023年１月31日（火）13時00分～14時00分
第１回「今、注目のスモールビジネスを知ろう！」
2023年２月28日（火）13時00分～14時00分
第２回「どうすればスモールビジネスを始められるの？」
2023年３月28日（火）13時00分～14時00分
第３回「一緒にスモールビジネスを考えよう！」
このnoteを読んで、「興味が湧いた！」、「参加してみたい！」と思った方は、ぜひこの機会にご参加をお願いいたします！
当日皆さまにお会いできることを楽しみにしています！（事前予約制なのでお早めにご予約下さい。）
ここからは、これまで全６回にわたり開催された「わぴあ起業家講座」の中でのポイントいくつか紹介していきたいと思います。もしご興味いただけましたら、「子育て世代のためのスモールビジネス講座＠わぴあ」にもお越しください！
全６回のわぴあ起業家講座の中で重要なテーマであったことや豆知識となりうるようなことを紹介いたします。
- リーダーシップの大切さ
- １歩を踏み出す勇気
- こなすためだけでなく改善するためのオペレーション
リーダーシップの大切さ
多くの本などにも書かれている「リーダーシップ」という言葉にどのようなイメージをお持ちですか？
例えば、もしあなたが会社を設立して、創業社長になったとしましょう。まずはじめに何から始めますか？
実際には、会社を設立するためには、非常に多くの手続きがあります。具体的には、法律に定められているような法人設立届を税務署に提出したり、金融機関で法人口座を開設したり、など多くあります。また、事業そのものについて考えたり、収支について検討するために事業計画や資本計画などを考えたりしなければなりません。
初めて聞く単語に戸惑い、どうしていいか分からない、そもそも何から手を付ければ良いかも分からない状況になることもあると思います。
そんな創業社長のあなたに「○○をやって」「今後は△△事業を拡大させて」などといった懇切丁寧な指示を出してくれる人は残念ながらいません。
つまり、社長になるということは、夢の力、自己の理念・価値観をもって、お客様・取引先・従業員を仲間にし、意欲を高め、成長させる行動が必要になるのです。これをリーダーシップといいます。そして、会社は社長の器（＝リーダーシップ）で決まります。
第１回起業家講座の中では、このリーダーシップについてさらに踏み込んだ説明をし、どのように身につければよいのか、どのように発揮していけばよいのかについて講座を行いました。
１歩を踏み出す勇気
第１回「起業について」の講義では、参加者の皆さまへ「起業のイメージ」や「ビジネススキルで一番大切なもの」などについて質問をしました。
起業のイメージについてはプラスな意見として「仕事を通じて自己実現が図れる」「好きなこと・得意なことを仕事にできる」などの意見がありました。一方でマイナスな意見としては、「会社として当たる（成功する）確立が低い」「資金繰りが苦しくなったり、倒産したりする」など参加者によって「起業」に対するイメージが異なっていました。
どちらもイメージとしては間違いはないですが、講師である小松氏は、こう言います。
「誰でも起業し、会社を創り、社長になることはできる。しかし、社長であり続けることはそこそこ難しい」
会社を興し、自分自身が考えるサービス・製品などを通じて社会を良くしていこうと考えることはタダですし、皆さんがやりたい・やってみたいと思ったことを実行する、迷ってしまったら後悔しない選択肢にぜひ進んでみましょう！
こなすためだけでなく改善するためのオペレーション
第３回講座では、企業活動において不可欠なものである「業務改善」「オペレーション」について講義を行いました。
昨今では、人口減少による労働力不足や働き方改革などの影響もあり、業務改善の重要性は一層高まっています。
業務改善とは、以下のように定義されています。
*業務改善
「経営計画の目標達成に向けて、業務プロセスを最適にすること」
「特定の業務・作業を改善することで効率性をあげること」
「業務改善」という言葉を聞くと、大掛かりな取り組みのイメージを持たれる方もいらっしゃいますが、必ずしもそうとは限りません。日常業務において、現場の担当者が取り組んだ小さな改善も、まさしく業務改善であり、そのような小さな積み重ねが最終的には、経営の効率化に大きなインパクトを与えます。
日本企業における業務改善といえば、トヨタの「カイゼン」が代表的と言われています。
カイゼンとは、主に製造業の現場で行われる、業務を見直してより良くするための活動になります。作業や業務において、無駄を省き、より価値の高いものだけを行えるように作業や業務のやり方を変える活動のことを指します。
カイゼンは、世界のビジネス界でも有名で「KAIZEN」という言葉で活用されています。
また、「ハンバーガー」といえばマクドナルドの「マニュアル化」も非常に有名な話ですので触れていきたいと思います。
マニュアルという概念は、今では広く一般的に使われていますが、実は、日本にマニュアルというものを持ち込んだ企業こそ、私たちになじみ深いマクドナルドなのです。
これまで勘や経験のみに頼って行われてきた作業が、マニュアルを作成することによって属人的な要素が排除され、品質を担保し、かつ作業のスピードが大幅に改善されました。以降、他の日本企業でもマニュアル作成の模倣が行われ、その後の日本経済の発展に大きく貢献しました。
トヨタの「カイゼン」やマクドナルドの「マニュアル化」はオペレーション強化に不可欠で、競争優位性の確立に不可欠のものです。これをご覧になっているあなたも、日常生活の中でちょっとした改善やマニュアル化を実践してみてはいかがでしょうか。
では、続きまして講座参加者からの感想などを紹介したいと思います。
「わぴあ起業家講座」での参加者からの感想や声
「わぴあ起業家講座」では、起業したい方、ビジネスに興味がある方、育児休業を取得されている方、シニアの方など幅広い方々にご参加いただきました。また、コロナ禍での開催であったため、わぴあに来られなかった方向けに、オンライン（Zoom）でもご参加いただきました。
参加者からは、「自分のイメージが正解なのか分からず、相談することによって課題や改善点が明確になって良かった」「地元和光での起業を考えているので、和光市に関する具体的な話を盛り込んでくれてよかった。」などといった声もありました。
本講座では参加者と講師の距離感を近くし、気軽に相談ができる機会を作れるように努めました。参加者の、事業・アイデア・プロダクトを見つめ直すきっかけとなれたら幸いです。
「わぴあ起業家講座」を終えて
全６回「わぴあ起業家講座」の開催を通じて、多くの方々に新たな気づきや発見、そして新たな価値観に触れていただくよう努めてまいりましたがいかがでしたでしょうか。
「起業」というワードにハードルの高さを感じてしまったり、「社長なんて自分とはほど遠いものだ」と思う方も多くいらっしゃるかもしれません。
しかし、本講座にご参加いただいた方からは、「起業に向けた心構えができた」、「起業のために何が足りないかわかった」などといった声を多くいただきました。
今回ご参加いただいた皆さまが起業に向けて、力強い”１歩”を踏み出せたら嬉しいです。
私自身わぴあの運営者でありつつも、一受講者としても参加させていただきました。「社会人になると勉強しなくなる」と言われますが、改めて「学ぶ姿勢」「新たな知識を吸収すること」そういった必要性を感じる機会にもなりました。
今般の「子育て世代のスモールビジネス講座＠わぴあ」においても、参加者の皆さまに有意義な時間を過ごしていただけるよう鋭意準備中です。ぜひ奮ってご参加ください！
全３回「子育て世代のためのスモールビジネス講座 ＠わぴあ」開催のお知らせ
最後までお読みいただきありがとうございました！！
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