和光市 柴﨑 光子市長

執筆者 | 21年09月07日 | インタビュー

広沢複合施設整備・運営事業
和光市 柴﨑 光子 市長

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—— 「わぴあ」は総合児童センターが中心となっておりますが、市長はどのような子どもでしたか?また、和光市のご出身とお聞きしましたが、どのように過ごされましたか?

 子供の時は大人しく内気な性格で、友達に強く言われるとなかなか言い返せない子供でした。
 総合児童センターにはよく遊びに出かけていました。家で遊ぶよりも外で遊ぶことのほうが多い小学生時代でした。妹2人と一緒に週に1度は図書館に通い、週に2、3回は総合児童センターに行って過ごしていました。もし私の幼少時代に施設が新しくなると聞いたらとても楽しみにしていたと思います。

—— 和光市広沢地区は市役所と保健センターのイメージが強いと思います。市長が思う和光市広沢地区の現状と将来のイメージについて教えていただけますでしょうか?

 おっしゃるとおり広沢地区は市役所と保健センターのイメージが強くあります。私は総合児童センターができてからは自転車でよく遊びに来ていました。
 市民の方々にとって広沢地区は現在も市の関連施設がある場所というイメージが強いかと思います。ですが、総合児童センターと市民プールが新しくなり、おふろの王様など民間施設が入ることで市民の皆様の見方が変わってくるのではないかと思っております。

—— 和光市広沢複合施設「わぴあ」は公民連携で事業運営されていきますが、市民と民間事業者、市がどのような関わり方をもってどのような成果をもたらすことができればよいとお考えでしょうか?

 現在完成を目前に控えている状態です。完成して終わりではなく、完成した後も公民がうまく連携しながら運営していきたいと考えております。市民の皆様がずっと楽しめるような施設運営をしていきたいと考えております。

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—— 「和光市広沢PFI」において、民間企業に期待することは何でしょうか?

 民間任せにしないように努めたいと思います。市民の皆様にとって民間企業は営利追及というイメージを持たれているかと思います。そのため市民のためを思って運営しているのかと疑問に思う部分が出てくるかと思います。そのような懸念を払拭させるべく和光市と民間企業とでうまく連携を取り、公民がお互いに市民の皆様のためになるような運営を行っていきたいと考えております。

—— 政策目標の中に広沢地区エリアマネジメントを挙げられていますが「わぴあ」にはどのような役割をお考えでしょうか?

 「わぴあ」を中心とし、広沢地区エリアがさらに発展していく、そのような中心的な役割を担ってもらいたいと思っております。

——広沢地区エリアマネジメントで今後どのような取り組みが興ればよいとお考えでしょうか?

 「わぴあ」について市民の皆様は現段階であまりイメージが沸かないかと思います。ですから、まずは1度足を運び実際に使っていただきたいと思います。そのうえで意見や感想をいただけますと幸いです。
 ルールをガチガチに決めるのではなく、市民の皆様と和光市がお互いに話し合いながらよりよいものにしていきたいと考えております。

——市長は国際的なキャリアをお持ちですが、どのような活躍をされてきましたか?

 英語が好きで将来は英語を使った仕事をしたいと考えておりました。ご縁があり外資系の税理士事務所で働く機会がありました。お客様には外国人の方が多く、コミュニケーションツールとして英語を使用して仕事がしたいという夢が実現しました。
 3年間シンガポールに住むなど海外で長く生活すると日本の良いところがたくさん見えてきます。また、日本にいると当たり前だと思えることが当たり前ではないという経験ができました。
 昨今のコロナ禍において、なかなか海外に行くということができない世の中ですが、日本を知るという意味でも海外に足を運ぶというのはいい経験ができると思います。私自身は、そのような思いを抱いていたこともあり、実際に和光市から1度飛び出し、外から和光市を見ることで改めて和光市の素晴らしさに気づくことができました。

——市長の国際的な視点を踏まえ、世界と和光市がどのようにつながればよいとお考えでしょうか?

 私は和光市から飛び出し一度海外を経験したことで和光市の良さに気づくことができました。このような自身が経験したことを伝えることで間接的に海外と和光市を繋げていきたいと思います。
 和光市はアメリカのワシントン州ロングビュー市と姉妹都市です。このような関係をきっかけに海外に目を向けるいただくことで、改めて和光市の良さに気づくといったいい循環になってもらえればと思います。

——市民と本事業に注目される日本中の方へ、市長ご自身の言葉でメッセージをお願いいたします。

 新しい事業ですので市民の皆様の中には期待と不安があるかと思います。しかし、私自身はとても楽しみにしている施設です。まずは一度足を運んでいただき色々な施設を体験していただきたいと思います。市民でなくても総合児童センターに関しては誰でも使用ができます。
 楽しんでもらえましたら何度も足を運んでいただき、改善点などがありましたら市民の皆様の声をいただきたいと思います。

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(聞き手:一般社団法人和光市広沢エリアマネジメント 代表理事 小松 裕介)


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