和光なかよしこども園 神山さん

執筆者 | 23年08月20日 | インタビュー

こちらは、和光市広沢複合施設「わぴあ」のnoteにて掲載されているインタビュー記事になります。

広沢複合施設整備・運営事業
社会福祉法人光輪会 幼保連携型認定こども園
和光なかよしこども園 園長 神山 幸恵さん

ーーーー自己紹介をお願いいたします。

神山幸恵と申します。去年の6月から園長として勤めています。

ーーーー和光なかよしこども園の紹介をお願いいたします。

和光なかよしこども園は、和光市で初めてのこども園になります。

保育園と幼稚園のそれぞれの良いところを兼ね備え、教育・保育方針は、『耐える心と乗り越える力』を培う教育・保育を目標に、心身共に健康で心豊かな園児の育成を目指すことです。

転んでも起き上がって前進する子、そして 優しい気持ちをもった子に育って欲しいと思います。

ーーーーこども園の魅力について教えてください。

就労していない家庭のお子さまでも定員100人のうち10人は1号入園をすることができ(3~5歳児対象)、8時30分~14時30分の時間帯で預けることができます。

就労している2・3号入園は、0歳~5歳まで預けられ、就労時間により、7時00分~19時00分までお預かりできます。

ご家庭の就労状況等にあわせて柔軟にお選びいただくことが可能です。乳児・幼児が交流する機会がたくさんある、幅広い年齢の子どもたちとの交流が魅力です。

ーーーー例えば、子どもの年齢別で交流や空間は分かれているのですか。

7時~8時に順次登園をし、自由遊びをします。8時からクラス別の保育になります。夕方も15時45分から合同保育になり、順次降園となり1つの部屋で待つといった形になっています。

上の子たちは、小学校に行くと小さな可愛い1年生と言われますけど、こども園では0歳の子どもにおもちゃを取ってあげたり、絵本を読んであげたりしてくれて、本当にかわいがってくれるお兄ちゃんお姉ちゃんのような存在で、憧れの的です。

子ども同士で社会性を学べる環境にあるのではないかなと思います。

ーーーー日々の業務について教えてください。

園長は事務的な仕事が多く、主管が現場を見て、随時報告をし、共有しています。職員会議やクラスごとの改善点を話し合うこともあります。

今度、運動会があるのですが、もう1ヶ月前からしっかり役割分担をして、係がリーダーシップを取り、みんなで準備しています。

「園長先生」って子どもたちは話に来たり、絵を書いて持ってきてくれたりもするので、楽しく接していますが本当に可愛いです。

大学に採用のお願いに行く、他施設の園長先生たちと研修をするという仕事もあります。

いかに、職員にとって働きやすい職場にするか、危機管理の徹底、保護者と子どもたちの成長の共有が仕事ですね。

ーーーー和光なかよしこども園さんは職員の方は何名いらっしゃるのですか。

保育士が19名でパートさんが6名います。優しい職員達で雰囲気もとても良いです。

ーーーー保育士不足はなかなか改善しづらいような点ではあると思いますが、どのようなところを工夫されていますか。

抽象的ではありますけれども、働いている人たちがここで働いていて楽しいなとか、もっとステップアップできそうだなとか、そういう実感を持てるような環境にできることが一番だと思っています。

有給の取り方も、自由に取れようにカレンダーを掲示して主管が工夫してくれています。遠慮せずにお休みをとれる風通しが良い環境も、働きやすくなる要因の一つとなると思っているので大切にしています。

プライベートを大事にして、元気に全力で子どもたちに向き合って欲しいなと思っていますので、出来ることは努力しています。

ーーーーこどもたちと触れ合う際に、大切にしていることや重要なことなどについて教えてください。

心から愛情を持って接することを一番大切にしています。

子どもたちの大切な時期に平等に職員皆で愛を与え、こども園にいる時間が楽しい時間になるように、と考えています。

小学校に上がると、時間の中で何かをするとか、人の話を聞かないと勉強についていけないとか、そういう現実が待っているので人のお話を聞くときの注意点だとか、今は何をする時かな、というのを5歳になってからでなく少しずつお話していっています。

そして、乳児期から絵本の読み聞かせを多く取り入れています。落ち着いた環境の中で、人の話を聞く態度を身に付け、自分で表現する力を育てていければと思います。

ーーーー総合児童センターや児童発達支援センターがある複合施設「わぴあ」の中で、どのような連携を検討されていますか。

なかなか接点はないのですが、少しずつ話しながら増やしていきたいなと思っています。

総合児童センターの方から「未就学児の方が本当に多いです」ってお話を聞いたので、そうなると年齢層もちょっと近寄ってくるのかなと思っています。

ーーーー和光なかよしこども園をどのようなこども園にしていきたいですか。

まずは、地元の皆さまに愛される園にしたいと思います。そのために保育の質を高める努力をしていきます。

また、和光市は和光太鼓が有名だと聞いています。所沢の2園は太鼓がとても上手なので和光でも太鼓を始めて、近い将来、子どもたちとお祭りで発表できるような機会ができるといいなと思っています。

そういった機会は、子どもたちの成功体験として自信を向上させることができると考えています。子どもたちのために理事長と相談していきたいと思っています。

ーーーーこの職業を目指している学生などへメッセージをお願いします。

保育の仕事は責任のある大変な仕事ですが、子どもたちの成長を見ることができるやりがいのある仕事です。

和光なかよしこども園の職員は本当に優しい職員ばかりで、人間関係で苦労するようなことはないと思いますので、ぜひ見学に来ていただきたいです。

自分で足を運んで色々と見てください。1日ボランティアも行っているのでお待ちしています。

共に子どもたちのために頑張りましょう。

ーーーー最後に、市民の方へ一言お願いいたします。

お子さんを育てる保護者の方で、相談できる人がいないくて子育てに悩んでいる方がいらっしゃいましたら、こども園に相談してください。相談しにくいと思わず電話でもいいのでどうぞ。

和光市は市役所を中心にお役に立てることがたくさんあると思います。

(制作:一般社団法人和光市広沢エリアマネジメント 谷田貝)