【イベントレポート】第1回子育て世代のためのスモールビジネス講座

執筆者 | 23年05月10日 | イベント

今回は、4月28日(金)に開催いたしました子育て世代のためのスモールビジネス講座についてのイベントレポートになります。

「子育て世代のためのスモールビジネス講座」とは

わぴあ内Wako Activity Room ONEMILE・オンライン併用で毎月開催される「子育て世代のためのスモールビジネス講座」は、「手軽・気軽」をテーマに、子育て世代のお父さん・お母さんを主な対象者とし、また、副業をやっている・やってみたいシニア・サラリーマンなど幅広い方々向けに開催をしております。

スモールビジネスの事例を中心に講座を行い、本講座の受講をきっかけに、皆さまへ新たな知見や感性をシェアしていくことを目指しております。

本講座の講師は、これまでわぴあにて開催しておりました「起業家講座」でも講師を務めた、上場企業・ベンチャー企業の会社経営などをして参りました株式会社スーツ 代表取締役の小松裕介が担当いたします。

開催場所:Wako Activity Room ONEMILE・オンライン
開催日程:第1回) 2023年4月28日(金)13:30~14:30「今、注目のスモールビジネスを知ろう!」
     第2回) 2023年5月26日(金)13:30~14:30「どうすればスモールビジネスを始められるの?」
     第3回) 2023年6月23日(金)13:30~14:30「一緒にビジネスモデルを考えよう!」
参加費:無料

第1回子育て世代のためのスモールビジネス講座(2023年4月28日開催)

Wako Activity Room ONEMILE・オンラインにて「今、注目のスモールビジネスを知ろう!」というテーマのもと、約1時間講座を行いました。

講師紹介

株式会社スーツ 代表取締役 小松 裕介氏

<プロフィール>
内閣官房地域活性化伝道師、総務省地域力創造アドバイザー、国土交通省PPPサポーター

<略歴>
・2013年3月に、新卒で入社したソーシャル・エコロジー・プロジェクト株式会社(現社名:伊豆シャボテンリゾート株式会社、JASDAQ上場企業)の代表取締役社長に就任
・静岡県伊東市にある伊豆シャボテン公園グループを運営する同社グループを7年ぶりの黒字化に導く
・2014年12月に株式会社スーツ設立と同時に代表取締役に就任
・2016年4月より総務省地域力創造アドバイザー及び内閣官房地域活性化伝道師
・2019年6月より国土交通省PPPサポーター
・2020年10月より大手YouTuber事務所の株式会社VAZの代表取締役社長に就任

約1時間の講座の中で、特にお伝えしたい点を3点書かせていただきます。

1.スモールビジネスについて

ここ最近、「スモールビジネス」という言葉を耳にしませんか?

ニュース、新聞や雑誌で見かけることが多くなったかと思いますが、「スモールビジネス」とは一体どのようなものなのか、皆さんご存じでしょうか。文字通り解釈すると「小さなビジネス」ではありますが、

「手軽に始められるビジネス・事業」、「フリーランス」、「スキマ時間でできる仕事」

のようなイメージをお持ちになるのではないのでしょうか。

スモールビジネスとは、一般的には「小規模な事業者」を指す言葉であり、上記のイメージのような「個人事業主」「フリーランス」「小規模な法人」が代用的なスモールビジネスになります。また、「中小企業」「ベンチャー企業」などを指すこともあります。しかし、「スモールビジネス」という言葉を厳密に定義する法律は、現在のところ存在しません。また、「起業」も実のところ、非常に広義です。

「副業・兼業」といったサラリーマンとして働きながら本業とは異なる副業・兼業をすることや、誰かが持っているビジネスノウハウを活用した起業であるフランチャイズ(FC)、また、中小企業として独立をしたり、革新的な技術やビジネスモデルを追い求めスタートアップ企業として独立したり、と様々な種類があります。

現在では、「ゆるやかな起業」といった、フリーランスや勤務をしながらの開業など起業のカタチの多様化に伴い、収入の増加や家計の維持だけでなく、起業を通じた自己実現が増えてきています。

①収入の多い少ないにこだわらず、②仕事の目的として「自分の好きなことを自分でやること」を重視する開業者を「ゆるやかな起業家」と呼んでいます。

2.日本における企業について

スモールビジネスや起業について触れてみましたが、少し視点を変えて、日本の企業数・従業員数について見てみましょう。

2016年のデータになりますので数値に多少誤差はあるかと思いますが、日本の企業約358万社のうち99.7%が中小企業になります。また、従業員数についてみてみると、中小企業に勤める従業員数は、日本で働く人の約70%を占めております。

つまりは、日本の中心・経済発展を担っているのは、中小企業となっております。

3.スモールビジネスの事例

スモールビジネスの定義やイメージについて、前述いたしましたが具体的にはどういったものがあげられるでしょうか。

例えば、

・コンテンツ制作(記事制作、写真制作、動画制作)
・インフルエンサー(YouTuber、TikTokerなど)
・家政婦、家事代行、犬の散歩代行
・SNSコンサルタント
・ハンドメイド、クラフト作品の販売
・中古販売(メルカリ)

などが挙げられます。

ここ最近流行ってきておりますが、では、「なぜ」流行っているのでしょうか。答えは大きく分けて、2つあると考えられます。

①副業の解禁
②インターネットの発展

が挙げられます。

①副業の解禁について

ここ最近、副業や兼業を希望する方が年々増加してきています。理由としては、収入を増やしたい、1つの仕事では生計が立てられない、自分が活躍できる場を広げたい、など様々な理由が挙げられています。副業・兼業の形態も、正社員、パート・アルバイト、会社役員、起業による自営業等様々です。

②インターネットの発展について

インターネットの発展・普及により、仕事における「分業」が当たり前の世の中になってきました。営業という仕事について見てみると、これまでは、営業マンが全てを担当し、管理・顧客情報の把握を行っていました。

しかし、インターネットの発展により、情報の見える化が可能となり、一つの仕事を分業するという考え方が広まってきました。例えば、見積、受注や生産など各工程ごとに担当者が付き、それぞれを管理・把握することができるようになりました。

また、インターネットの発展により、遠隔地での仕事が可能となり、今やフルリモートといった働き方をする会社もあります。働く場所にこだわらないことで、オンラインミーティングやワーケーションといった働き方の多様化も見受けられます。

他にも、EC、CtoCビジネス(個人間売買)、クラウドソーシングなども次第に広がってきています。

これらを踏まえ、本講座における「スモールビジネス」とは、

自分が過去に経験してきた得意なスキルを活かして、楽しく、過大な金銭的なリスクを負わずに、主にインターネットを活用して、一人でも起業できるビジネスのこと

と定義します。

受講してみた感想

働き方が多様化する中、そして1日の約3分の1を占める仕事を、一度しかない人生の中でどのように捉え、取り組んでいくかを改めて考える機会となりました。

また、本業以外で何か始めたい!、子育てや家事などのスキマ時間を活用して副業をしたい!と考えをお持ちの方や、すでに個人事業主・フリーランスとして独立しており、参考になるようなお話を聞いてみたい!などといった方は、ぜひ本講座を受講してみてはいかがでしょうか。

次回の本講座は、5月26日(金)13時30分から、わぴあ内Wako Activity Room ONEMILEにて開催をいたします!

ご案内については、改めて本ホームページにて発信いたしますのでお待ちください。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。