今回は、4月27日(木)に開催いたしました第1回和光市100人カイギとコラボ!まちで活動している人にインタビューしてみよう(オリエンテーション)についてのイベントレポートになります。

第1回「和光市100人カイギ」とコラボ!まちで活動している人にインタビューしてみよう、とは
わぴあでは、和光市広沢エリアマネジメント広報部の活動を通じて、市民が市民をインタビューし、記事制作を行う市民記者が4名誕生しました。
和光市にはこんな面白い人がいる!地元・和光にはこんなステキな場所がある!など、インタビュー活動を通じて、皆さま同士の交流を深める機会になればと思っております。
そこで、4月から新企画として、和光市で活躍する人々が集まる「和光市100人カイギ」からゲストを招き、インタビューを行います!
和光市で活躍する人々の普段聞くことができないお話や、新たな発見・気付きなどを皆さまに提供できればと思います。他の参加者の皆さまも、お話を聞いて、楽しむことができます。
インタビュー未経験でも大歓迎です。
参加者の皆さんのご負担にならず、当日もスムーズにインタビューを行えるように、質問事項などのフォーマットは運営側で用意いたします。また、プロライター・編集者である70seeds株式会社のウィルソン麻奈さんと貝津 美里さんのお二人を講師としてお招きし、記事の書き方、インタビューのコツや写真の撮り方までお伝えいたします。
なお、本講座の参加費は無料です。ぜひ、お気軽にご参加ください。
第1回「和光市100人カイギ」とコラボ!まちで活動している人にインタビューしてみよう(オリエンテーション)(2023年4月27日開催)
Wako Activity Room ONEMILE・オンラインにて、オリエンテーションを約1時間行いました。
講師紹介
70seeds株式会社 ウィルソン 麻奈
貝津 美里
講座スケジュール

初回:4月27日(木)13:00~14:00
講座の説明、インタビューとライティングの基本
第2回以降~:
「和光市100人カイギ」からゲストをお招きし、公開インタビューの実施

オリエンテーションとして、「インタビューとライティングの基本」について学ぶ1時間となりましたが、以下では3点に絞って書かせていただきます。
1.記事とは
「記事」とは何か。改めて言われてみると、どういったものかお分かりでしょうか。
辞書を引くと、「事実を書き記すこと」「書き記された事柄やその文章」と出てきます。実際には、記事には数多くの種類があり、「エッセイ」「コラム」「ブログ」「ニュース速報」「まとめランキング記事」「インタビュー記事」などが挙げられます。
とはいえ、前述した記事が全て同じ記事として、ひと括りにされるわけではありません。
実は「主役」が異なります。
「エッセイ」「コラム」「ブログ」などの記事の主役は、書き手であり、主に自分自身の体験や体験を通じて感じたことや気持ちなどを綴っていきます。
一方で、「ニュース速報」「まとめランキング」などの記事の主役は、事象や情報といった出来事です。
さて、これらを踏まえた上で「インタビュー記事」の主役は、どなたになるでしょうか。
「インタビューをする人(記者・ライター)」「インタビューをされる人(取材対象者)」
答えは、「インタビューをされる人(取材対象者)」です。インタビュー記事では、インタビューを受ける方の生い立ち、現在の活動や活動にかける想いなどが多く書かれていると思います。
つまり、インタビュー記事とは、「人」を届ける文章であり、情報量が多く、しっかりと書いてある記事は、インタビューされた人の「名刺代わり」にもなり得ます。
また、インタビューされた方の名刺、そのような記事を書く記者・ライターの役割は、相手の話を聴き、他の誰かに伝える、人と人をつなげることです。初めての人が読んでも理解できるように情報を足し引きする、興味を持ってもらえるようにキャッチーな部分を引き出すなど、翻訳するイメージで記事を書いてみましょう。

2.様々なスタイルのインタビュー記事について
インタビュー記事にも様々なスタイルがあります。代表的な3つをご紹介いたします。
①地の文
第三者の客観的な視点で書かれており、ドキュメンタリー調の記事です。情景描写や登場人物の内面を言語化することができます。
②一人称
インタビュー相手の主観で語られていく一人語りスタイルの記事です。主人公の人生を追体験する感覚で読めるので、その人の意見や考えがダイレクトに伝わってきます。また、筆者・記者の主観を強く出したいときに一人称の記事が書かれます。
③Q&A
インタビューする人とされる人の会話で成り立つ記事です。テンポよく、読みやすく、実際に相手と話しているようなイメージで記事を読むことができます。
3.インタビューのコツ
インタビュー中、会話が続かなく「そうなんですね、、」で終わらないために、相手の言葉(キーワード)を拾い、さらに質問をしてみましょう。
また、起きた事象や出来事、事実の羅列のみのインタビューになると、味気のない「ニュース報道」のようなものになってしまいます。同じ経験をしても、人それぞれ捉え方は違います。その人ならではの「感情」を言語化して紹介ができるのが、インタビュー記事の醍醐味です。
さらに、抽象的なものを具体的なものに落とし込んでみましょう。
初めて記事を読む人は、前提が分からないため、頭の中でシーンが浮かぶように、具体的なエピソードも聞いてみましょう。しつこいと思われないように「もう少し詳しく聞きたいのですが」など、前置きすると心理的に掘り下げやすいです。
受講してみた感想
記事にも様々な種類がある中で、その方の人となり、感情や想いなどが分かるインタビュー記事の素晴らしさ、そして、その思いを伝える難しさを改めて実感しました。
人と話すことが好き!、文章を通じて想いを届けたい!などといった方は、ぜひ本講座を受講してみてはいかがでしょうか。
次回は、5月25日(木)13時00分から、わぴあ内Wako Activity Room ONEMILEにて、ゲスト「和光市100人カイギ」代表の大和田 桜さんをお招きし、実際にインタビューを行います。
詳しくは、こちらよりご確認ください。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。