広沢地区エリアマネジメント・アライアンス活動報告(2025年1月度第38回)

執筆者 | 25年01月23日 | 運営情報

下記の通り、第38回目となるエリアマネジメント・アライアンス(以下、「AMA」という。)の活動が、わぴあルームにて行われた。

開催日時                 2025年1月23日(木)11時00分から12時20分

開催場所                 わぴあルーム

参 加 者                 東京建物リゾート株式会社

PFI和光市広沢株式会社

・株式会社ティップネス

・パートナーズ・ワン株式会社

公益財団法人和光市文化振興公社

UR都市機構

和光市資産戦略課

事 務 局                 一般社団法人和光市広沢エリアマネジメント

会議の議題と議事進行は以下のとおり。

1.報告・協議・確認事項

(1)報告各団体の取組み・活動の共有

・各社・団体において、R6年度に取り組まれてきたエリマネ関連の活動、R7年度の活動の方向性が大まかに共有されました。

<民間マネジメントチーム>

①引き続き、わぴあ5事業者の総合調整を中心に、広報・防災・視察対応を実施。

②R6年度も広場イベント多数実施した。特にmamaマルシェや隔月実施の子供イベント、更にスタンプラリーを7月に初取組みした。本年3月には、2回目となるティラノンピックを丸山台広場(東京外かく環状道路上部)で実施する。

③R6年度は、地方都市での優良なエリマネ情報を共有した。また、R7年度取組みの国交省事業での取組みに関する専門家の取組み情報も合わせて提供した。R7年度はこれらを実装させ、“居心地の良さを醸し出す活動や実証実験”を展開して行く。

④R6年度は地区での“繋がりを作ること”や“コラボ活動をすること”に重点を置いた。また、体制変更により広報活動は強化した。本年3月2日は“和光こども祭り”を実施する予定。R7年度は、“場の仕組みをつくる”ことに重点を置く。

<和光市文化振興公社>

①株式会社ティップネスと連携し、本年2月11日に和光市総合児童センターにて“マチナカコンサート”を一般市民向けに開催する。本企画は東京音楽大学生の企画で、公社側がコーディネート。今後は、人気の『わこう歌声ランド』を社協とまた南支援学校の生徒の社会活動を本年6月に連携を計画している。

<和光市社会福祉協議会>

①R6年度は和光市文化振興公社と連携し、歌声ランドを展開する。また、地区社協の活動といて本年2月15日にわぴあ食堂を実施する。本年度で言えば、商工会と連携したクリスマスイベントはわぴあから市民広場間で人の往来がかなり頻繁にあり上手くやれていた。また、県補助金を活用した子ども居場所祭り事業を本年3月まで実施する。

<おふろの王様和光店>

①R6年度は、自社独自に官舎との連携や南支援学校とつながる活動をおこなった。次のステップで仕事を任せることを進めるが、支援学校生徒の送迎が課題となっている。また、西大和団地の住民向けにポスティングを実施(わぴあ連携)した。

<UR都市機構>

①第2期コンフォール4号棟より次期工事で商業施設を本年8月にOPENさせる。同施設には健康談コーナーが設置される。同施設の管理会社には地域連携を要請中。また、1~3号棟建替え工事はR7年4月より2年間実施予定である。

<和光市企画部資産戦略課>

①本年度は、エリアビジョンの作成後、様々な活動や連携がなされていると理解している。今後も、エリマネ団体が主体の活動を進めることで合意形成を図りながら進めていく。

(2)協議次年度エリアマネジメント活動の方向性確定

・R6年度の活動方針の中でエリマネ年度テーマの➀-1広沢地区の地域資産の洗い出し、➀-2 「わぴあで出来る!」を見つけるに連動した活動を中心に各取組みを振り返り、わぴあプランディングの評価・分析より新たな視点を設定する主旨として“まちなかの居心地の良さを測る指標の活用”を検討し、最終的にR7年度の重点テーマを以下の様に設定すると民間マネジメントチームのコーディネーターより提案がありました。

<令和7年度重点テーマ>

  “まちなかの居心地の良さを醸し出す取組み

<これまで>

わぴあ開業から3年が経過。わぴあを中心にワーショップやイベントを通じ、様々な団体や市民との連携が促進されている。特に、mamaマルシェは地域人材での自走している。引き続き、わぴあを中心としたにぎわいづくりとして継続する。

 <今後は>

広沢地区での➀官公庁エリア、➁西大和団地エリア にある公共スペースでの “まちなかの居心地の良さ”を醸し出す取組みに重点を置く。また、各エリアを使い実証実験を地域人材との協働により実施する。

(3)報告「茶山台団地視察報告~その2~」

・1970年に大阪府堺市の丘陵地帯に18万戸の住宅整備が行われた泉北ニュータウン。前年12月にはここ10年間におよぶ団地再生の軌跡を現地調査により行いました。今回は、茶山台団地の取材時に隣接する大蓮公園での市民活動が優良な地域活動として取り上げられていることが確認された為、同団地エリア周辺の調査を3回にシリーズ化して実施する。今回はその2回目。

・報告の視点は、大蓮公園のPark-PFI事業(関西初)ではなく、当該事業形成時に地域マルシェ活動を行っていた事業者がコロナ禍を経て、Park-PFI事業者の大手鉄道会社が撤退後もマルシェサービスを継続していること、また、当該事業者が収益性から事業形成をしておらず、“地域人材の育成”を主体とした活動で、且つ、平日・土曜日の日中にイベント連動でない定常仮説設置側で長年継続していることの理由を知りたく、事業者へ1月18日に現地で直接コンタクトを行い、知り得た情報、及び、参考とした論文を基にポイントを解説しました。面談概要は下記の通り。

<大蓮公園 「Life is Park」 主催:(一社)SEED FOLKS / 理事>

面談日:2025年1月18日(土)13時 場所:大蓮公園入口スグ

コメント:「活動7年目。元々は空き家ボランティア活動家。当時、Park-PFI事業に協力者として参加しないかと南海側から声が掛かる。元々個人での活動であった為、法人化しないと活動できないので一社を二人で立ち上げた。活動の詳細は、東洋大学 福祉社会デザイン学部人間環境デザイン学科 准教授論文に詳しい。」

(論文のポイント抽出)

・毎週水・土の定常出店、木・日・祝(臨時)

・出店登録者86名/団体(2022.12.31時点)

・主催者は収益事業を前提としていない

・地域活動、事業者育成を主体としている

・出展者は、低コストで出店機会が得られる

・将来的に「仮説+常設」事業を目指す参加者多い

 ※地域では、支援者、プレイヤー、紹介者、行政等の立場で人がつながることで域内

  経済活動やその循環が生まれる。これらが参考となると事務局より説明があった。

2.その他

・次回、第39回会議は、2月27日(木)11-12時わぴあルームで開催を予定しており、現在のところ、次年度開催も従前どおり、毎月第4木曜日の11-12時を基本開催とする旨、合わせて説明がありました。

以上