広沢地区エリアマネジメント・アライアンス活動報告(2025年10月度第47回)

執筆者 | 25年10月23日 | 運営情報

下記の通り、広沢地区エリアマネジメント・アライアンス(以下、「AMA」という。)の

会議がわぴあルームにて行われた。

開催日時                 2025年10月23日(木)11時00分から12時10分

開催場所                 わぴあルーム

参 加 者                 東京建物リゾート株式会社

PFI和光市広沢株式会社

 ・株式会社ティップネス

 ・パートナーズ・ワン株式会社

公益財団法人和光市文化振興公社

UR都市機構

社会福祉法人和光市社会福祉協議会

和光市企画部資産戦略課

事 務 局                 一般社団法人和光市広沢エリアマネジメント

会議の議題と議事進行は以下のとおり。

1.報告・協議・確認事項

(1)R7年度エリマネKPI進捗報告                                                          (ティップネス)

 ・本年度第2四半期でのKPI数値を下記の通り報告した(図表1)。

       図表1 令和7年度エリアマネジメントKPI進捗表

 ・様々な企画を実施する中、市民連携や団体の参画数が伸長している。引き続き、定量確認をおこないつつ、サービス品質の向上に取り組む必要がある。

(2)アクションプランの評価・次年度の方向性の提案                          (ティップネス)

 <事業取組みの振返り>

 ・R6.10-R7.3(前半6か月)は、対前年同期比125%、R7.4-9(後半6 か月)は、対前年同期比389%、同通年対比では213%となった。後半期の伸長はR7年度夏祭りが計画通りの実行となったことに起因する(図表2)。

   図表2 アクションプラン・カテゴリー別件数(R6.10-R7.9)

 ・一方で、R6.10-R7.9の総来場は約85.0万人(前比102%)でアクションプラン(AP)の総和は11.6千件(前比213%)となったが、月度別の来場とAPの相関は見られなかった。R7.7-8の猛暑や物価上昇が総来場を押し下げた要因の一つと想像できるため、引き続き、 実施施策・サービス品質、来場動向は注視しながら計画を策定することが求められる。

・尚、今後はイベントを中心とした企画は定番ものを集約し、より市民参画型へシフトすることが求められる。広沢地区内で求められる多世代型ワークショップの形成は、わぴあ外での展開も今後は考慮する必要がある。

<次年度の方向性>

■わぴあ第2ステージ

・2021年12月開業後コロナ禍を経て、本年で4年経過となるわぴあでは、市民・市民団体・公共機関との地域連携は様々な取り組みが行われ、また、各団体間の垣根を越えた取り組みも促進され現在も続いている。

・一方、わぴあの各事業は施設内キャパシティ面で内外の様々なイベントと通常利用者の関係上、一部の施設で利用者のピークが生まれている状態が見受けられる。

・5年目を迎える“わぴあ”は、昨年来、多様な利用者の“居心地の良さ”も追及する取組みに着手し、各事業者により提供されるサービスがわぴあ全体として開業時に設定したブランドパーソナリティに合致することを目指し、現在も各々がその品質の向上に力を注いでいる。

・“わぴあ第2ステージ”では、市民参画の次のステップである、“市民協働”への道筋をつけるべく公民連携 (PPP)事業モデルの確立を目指すものとする。

■エリアマネジメントの拡充

・開業以来“わぴあmamaマルシェ”等地域の主婦を中心とした市民参画ワークショップからイベント開催へ連動する経験が蓄積し、子育て世代向けに安定的な企画の実施体制が確立している。また、前年より様々な 市内事業者や団体と連携した“和光こどもまつり”が更に地域連携の広がりに至っており、今後自走するその輪は広がるものと想定している。

・今般、令和7年度の国交省官民連携まちなか再生推進事業を取組む中、当該事業も活用し、“居心地の良さ検証”を進め、広沢地区独自の指標を2年掛りで作り上げていっている。加えて、和光樹林公園を含む西大和団地エリアをフィールドとした市民参画機会の提供を実証実験として進める検証が本年度中行われている。今後は、同エリアへもエリマネ事業の拡充を目指し、広沢地区における多世代コミュニティの形成に寄与することが望まれている。

・以上の方向性を次年度及び次年度以降の活動計画に連動すべく組み立てるものとすることが説明された。

(3)R7年度国交省事業補正予算エントリーに関する報告                    (ティップネス)

 ・令和8年度事業の前倒し提案が提示されたが、詳細は11月に分かるとの事であった。

(4)A検討会‐エリアプラットフォーム組成・規約改定協議              (ティップネス)

 ・国交省事業のメンバーに株式会社光英科学研究所が加わり、正式にエリアプラットフォームが形成されたこと。今後は、広沢地区未来ビジョン策定会議が開催されること。これらに合わせ規約の改定を行うことが提案され全会一致で合意した。

 ・尚、当初は、エリアプラットフォーム形成時点で現在の検討会を協議会に改称する計画であったが、規約の各条項がエリアプラットフォームの形成、並びに、未来ビジョンを策定することに整合しており、引き続き、「和光市広沢地区周辺まちなか再生推進検討会」の名称は維持することが事務局より説明があり、合わせて全員の合意がなされた。

(5)A検討会‐10-11月実証実験説明                                                      (ティップネス)

・本実証実験における重要検証事項(KVI)が下記の通り説明された。

 尚、官公庁エリアのわぴあわいわい広場及び市民広場での実験名を「テラスひろさわ」とし、西大和団地・樹林公園エリアでの実験名を「ボタニックガーデンマルシェ」とした。

1.テラスひろさわ(TH)

・来場者属性(年齢、居住地域、他)

・国交省指標居心地4象限チェック(期待感・安心感・安らぎ感・寛容性)

・わぴあわいわい広場(THW)、市民広場(THC)利用者インサイト

2.ボタニックガーデンマルシェ(BM)

・出店者属性(年齢、居住地域、経験年数、参画意向、他)

・来場者属性(年齢、居住地域、他)

・和光樹林公園(BMJ)、コンフォール前(BMC)利用者インサイト

3.共通 ・来場者の属性、来場頻度、回遊性

・ヒアリングコメントのテキストマイニング

(6)和光市民祭り出店概要

・1ブースの出店エリア(3.6m×2.7m)内にテラスひろさわで使う、実験用チェアー 

 を2か所設置し、その周りにAMA活動の写真等をイーゼルで掲示するレイアウト 

 とすることの説明があった。

2.その他

・次回、第48回会議は、11月28日(木)11-12時場所は、わぴあルームがクローズの為、別場所での開催を予定している。