広沢地区エリアマネジメント・アライアンス活動報告(2025年9月度第46回)

執筆者 | 25年09月25日 | 運営情報

下記の通り、広沢地区エリアマネジメント・アライアンス(以下、「AMA」という。)の

会議がわぴあルームにて行われた。

開催日時                 2025年9月25日(木)10時45分から12時00分

開催場所                 わぴあルーム

参 加 者                 東京建物リゾート株式会社

PFI和光市広沢株式会社

・株式会社ティップネス

・パートナーズ・ワン株式会社

公益財団法人和光市文化振興公社

UR都市機構

和光市企画部資産戦略課

事 務 局                 一般社団法人和光市広沢エリアマネジメント

会議の議題と議事進行は以下のとおり。

1.報告・協議・確認事項

(1)各社取組み・活動の情報共有                                                             (ティップネス)

 令和7年度も半期を迎える中で、各社・各団体の活動状況を共有することを目的に発表。

 <東京建物リゾート>

 ・サンアゼリア(公社)とのイベント告知の連携を行っている。その際、パーキング対応も求められることを留意している。

 ・引き続き南支援学校との事業連携を検討している。

 ・西大和団地居住者向けにシルバーDAY(利用促進策)を進めている。

 ・第2中学校の職場体験を受け入れている。

<TIPファシリテーター>

 ・和光こどもまつり(9/28)・妖怪フェスティバル(10/19)を開催する。これらは、地域団体(商工会等)との地域連携を緩やかに行うことでイベント開催のハードルを下げ、継続できるイベント開催を主眼としている。所謂、エリアマネジメントにおける連携の拡大により、将来的な自走企画へ発展することを目的としている。

 ・任意の演劇団体から相談があり、対応を行っている。

  >演劇団体においては、段階的にハレの場をサンアゼリア(公社)に持ってゆくなど、ステップアップを検討しておけばよいのでないか。

   >同様のことを考えていた。

 <パートナーズ・ワン>

 ・夏まつりを始めとしたイベントの開催を地域団体と連携して行っており、このつながりで様々な地域連携の話が出されてくる。

・引き続きmamaマルシェからの発展版として、個人がイベントデビューとしてワークショップを開催する流れが出てくるなどのサポートを実施している。

 <和光市社会福祉協議会>

 ・9/14西大和団地まつりでは広沢地区社協として、主催した自治会をサポートした。

 ・9/18には、地区社協に関わる地域包括支援センター主催事業周知のため、ベルク・ベルク下店舗、ファミリーマート、総合体育館、和光樹林公園に訪問する地域活動を行っている。

 ・9/28は、わぴあで開催される和光こどもまつりに、和光市社会福祉協議会、和光こどもの居場所会議、広沢小学校区地区社会福祉協議会等として参加予定。

 <和光市文化振興公社>

 ・本年6月までに開催した一連のコンサートイベントが年間の中でも地域団体・事業者・若手プロアーディスト等との連携として大掛かりなもので、引き続き、令和8年度も同期間(5月から6月まで)で計画を推進する。

 ・本年度で言えば、9月に映画館の無い和光市で映画鑑賞企画を実施し、10月には広沢小学校へのアウトリーチ事業を実施する。

 <TIP統括マネージャー>

 ・引き続き、運営協議会での情報連携や諸準備をおこなう。指定管理者の立場では市民記者づくりを行っている。また、シルバーボランティア活用施策を検討である。

 <UR都市機構>

 ・7月下旬から9月まで西大和団地コンフォール4号棟集会所をフリーラウンジとして一般開放実験を行っている。一定の来場もあり、9月までの総括により今後の活動を再構築する。また、この活動を引用して、団地居住者へ「まちづくり通信」を配布した。今後のコミュニティづくりに活用する。

 ・10月から11月には、「ボタニックガーデンマルシェ」企画を和光樹林公園とコンフォール集会所前で実施する。9月30日には確定情報をリリースする。

 <TIPコーディネーター>

 ・国交省事業の取組みを中心にエリプラ検討会を2度(5月・7月)開催し、9月に市民フォーラムを開催するなど、順調な計画進行としている。10月から11月にかけて官公庁エリアと団地エリアで実証実験をおこない、この結果を広沢地区の未来ビジョンに接続させることとしている。引き続き、各団体のご協力をお願いしたい。

 <和光市企画部資産戦略課>

 ・本事業の行政評価は、にぎわい創出と多世代交流拠点の充実としており、市の立場は、各事業者と連携したにぎわい創出事業の推進役としている。今般、国交省事業を活用した市民フォーラムの開催等、広沢地区でのエリアマネジメントの進展に議会も興味をもっており、引き続き、創造的な事業推進を願う。

 

(2)A検討会‐R7進捗状況確認・R8事業の進め方説明                      (ティップネス)

 ・令和7年度事業は、4月より取組み(遡及実施)を開始し、現在2度(5月・7月)のエリプラ検討会、市民フォーラム(9月)を開催した。また、7月より広沢地区での来街者ヒアリング及び和光官舎・西大和団地居住者向けのまちづくりアンケートを実施し、約10%の回答(250件)を得たうえで、ソフト・ハード、ネガティブ・ポジティブの定性項目の4象限で分類及び分析をそれぞれ行った。和光官舎の特徴は、継続的なファミリー世代の居住がある中で、要望も子育て面に関するものが強く出ている。暮らしの面では概ね高い満足度が得られていること、特に、和光樹林公園に対する高い満足が確認できた。一方で、広沢地区での休憩場所設置の要望は指摘されている。変わって、西大和団地では、高齢化率40%超の中で、体調に関する不安、居住の継続性に関する回答が多く、和光官舎同様に休憩場所等の設置は要望が多い。これらのことを踏まえ、10月以降は同地区の未来ビジョンの策定を行う。その策定に際し、10月下旬より約1か月間で官公庁エリア(わいわい広場・市民広場)では居心地の良さを測る実証実験を、また、団地エリア(西大和団地・和光樹林公園)では、市民参画や地区の回遊性に関するブランド化を目指すうえでの実証実験を実施し、その結果を未来ビジョン策定の参考情報とする。この令和7年度の未来ビジョンは令和8年度の国交省事業の計画そのものとなるため、本年12月末には概ねの方向性を確定させておくスケジュール感が示された(10月・12月会議)。

 ・10月エリプラ検討会では、新たなメンバーの参加者を加え、これまでの検討会から協議会に会議体自体を格上げし、令和8年度体制の構築を行うものとする。

 ・令和7年度国交省事業は国費100%の補助で行っていたが、令和8年度は同50%補助となるため、事業費を拠出する事業者に固定費用を差し引いた国費の配分を行うという事業スキームによって同年度の実証実験を実施する体制とする案が事務局より示された。一方、現在の検討会メンバーで令和8年度事業費の拠出を行わない事業者も引き続き、エリアプラットフォームメンバーとしては協力事業者として参加する枠組みとする。詳細は10月開催の検討会で取り決めるものとする。

 ・尚、本年度はエリマネメンバー全団体・全社にAMA会議も活用しながら未来ビジョン策定に関する情報の共有化を図ってきたが、令和8年度は、実証実験の実装に際し、事業費を拠出する団体を中心に協議会運営を行うため、当該運営はAMAとは別開催の運用を検討している。

 ・上記各項目の説明が事務局より行われた。

(3)A検討会‐10-11月実証実験計画概要                                              (ティップネス)

 ・令和7年度の未来ビジョン策定に資する広沢地区での2つの実証実験の具他的なスケジュールが説明された。

 ・官公庁エリアでは、平日の“居心地の良さ”を検証するもので、イスやテーブル等を次の日程で11時から15時までセットする。

  イベント名称:テラスひろさわ

場所10月日程11月日程
わぴあ わいわい広場28(火)4(火)、11(火)、18(火)
市役所 市民広場30(木)6(木)、13(木)、20(木)

・一方、団地エリア周辺では、市民参画型のマルシェを下記日程で10時から15時に設定し、双方のサービス設計に市民や来街者が回遊しながら参加するか等を検証する。

イベント名称:ボタニックガーデンマルシェ

場所10月日程11月日程
和光樹林公園26(日)16(日)
コンフォール集会所前 2(日)、23(日)

尚、各企画の詳細リリースは、9月30日を予定している。

2.その他

・次回、第47回会議は、10月23日(木)11-12時わぴあルームで開催を予定している。また、同日同場所で15-17時に国交省事業第3回エリアプラットフォーム検討会を開催予定である。

以上