広沢地区エリアマネジメント・アライアンス活動報告(2025年7月度第44回)

執筆者 | 25年07月24日 | 運営情報

下記の通り、第44回目となるエリアマネジメント・アライアンス(以下、「AMA」という。)の活動が、わぴあルームにて行われた。

開催日時                 2025年7月24日(木)11時00分から12時20分

開催場所                 わぴあルーム

参 加 者                 東京建物リゾート株式会社

PFI和光市広沢株式会社

・株式会社ティップネス

・パートナーズ・ワン株式会社

公益財団法人和光市文化振興公社

UR都市機構

社会福祉法人和光市社会福祉協議会

和光市資産戦略課

事 務 局                 一般社団法人和光市広沢エリアマネジメント

会議の議題と議事進行は以下のとおり。

1.報告・協議・確認事項

(1)全国優良事例「アオーレ長岡視察報告(詳細)                           (ティップネス)

 6月会議では概要のみの報告であったが、当月は制度や事業取組みの詳細の報告があった。

<基本情報>

・開業日:2012年4月1日

・設計者:隈研吾氏

・事業費:131億4,600万円

・主な機能:ナカドマ、アリーナ、市民交流ホール、市役所機能など

・制度面:市民協働条例を制定(2012年)、審議会制度あり

・運営:NPO法人ながおか未来創造ネットワークが一部管理・支援

<何が違うか>

・開業時から市民の任意団体(2014年5月NPO法人化)に業務を委託

・まったく業務がわからない市民が10人からスタート

・市民がやりたいこと(イベント等)を“やれるように”する(伴走型)

・市民協働条例を設置し、規則で委任している

・“ダメ”から入らず、“どうしたらやれるか”という行政側のスタンスが強い

<なぜアオーレを継続的に見に行くか>

・長岡市は、人口25万人でアオーレは12年間で1,300万人の来場がる複合施設。

・和光市は、人口8.4万人で“わぴあ”は開業より約3.6年間で276万人(年平均約77万人、R6年度約87万人)の来場がある。様々なイベントは市役所エリアにある市民広場や市民文化ホールとの連動も広く行っている。また、市民協働条例までは設置していないが、わぴあの設置に伴いPFI事業にエリアマネジメント事業を包含させ、市民協働活動を活発化させていることを仕組み化しているなど、活動面では類似点が多く、今後もわぴあのブランド化を推し進める上でのベンチマークする相手先の一つとして見据えておくものとすると事務局より説明があった。

(2)<第 3 回>地域団体や公共空間を活用した取組みの連携

公社~地域団体・学生と連携した音楽コンサート~                 (ティップネス)

 ・(公財)和光市文化振興公社の企画で若手アーティスト支援・育成事業(アウトリーチ)をわぴあ/総合児童センターを活用し生演奏を市内の親子へ届けた「マチナカコンサート(5月24日)」の開催から、その後、同じ演奏者がサンアゼリアで出演する「誰でもコンサート(6月28日)」のPR活動を南支援学校の生徒による就労体験を兼ね総合児童センターで実施した(6月9日および6月16日)模様、その後、「誰でもコンサート」の実施までの一連の事業者の関りが動画と共に紹介された。

 ・事務局からはこれらの活動が出演者、協力者、支援者による連携により共創価値(CSV)となり、市民や地域へ提供できている活動の事例として各団体も今後の連携を進めていただきたいこと。今回の取組みPVは本年11月開催の市民祭りでAMA活動事例として一部を活用する旨の報告があった。

(3)A 検討会-アンケート・ヒアリング等進捗報告                                (ティップネス)

 ・和光官舎アンケート(途中経過)

  ・回答数:74件(7/10開始、7/13 午後3時時点回収率7%・配布戸数1,059戸)

・自由記述(Q12:住んでよかった瞬間)記入率:約73%

・自由記述(Q20:将来への展望)記入率:100%

<傾向>

・利便性、安全性、自然環境への満足度が高い

・将来的な継続居住への不安(官舎の期限など)

・ヒアリング(途中経過)

 ・7/5総合児童センター29家族44名

 ・7/12和光樹林公園26家族31名   計55家族75名

<傾向>

 ・平日利用できるカフェの設置、買回り品ショップの設置要望

 ・和光樹林公園の自然環境の高評価。滞在性の改善(飲食ゾーン設置等)

・今後のスケジュール

 ・西大和団地居住者向けアンケートの実施(7/24~8/30)

 ・コンフォール4号棟集会所の開放(7月から9月特定日・火-木-土)によるヒアリング

 ・9月6日市民フォーラムの開催(企画展示室・展示ホール)

・事務局からは、今後のアンケート及びヒアリングの分析結果を下に市民フォーラムで

 今後の広沢及び西大和団地周辺エリアでのまちづくりに関する意見交換をさらに進め、未来ビジョンの策定につなげて行くとの説明があった。

(4)A 検討会-市民フォーラム計画・担当・役割決め                           (ティップネス)

 ・事務局より以下のプラン提案があった。

  ・開催日時:2025 年 9 月 6 日(土)10時から13時半

  ・開催場所:市民文化センター・企画展示室及び展示ホール

  ・タイムスケジュール

   10:00-10:15 開催挨拶・取組み事業の説明

   10:15-10:45 基調講演(今後のまちづくりに関して)

   10:45-11:30 まちづくり事例説明及びパネルディスカッション

   11:30-13:00 ~ランチタイム~ 展示&対話ブースオープン

   13:30-14:30 親子向け参加型ワークショップ(まちづくりアートMAP作成等)

 ・参加者からは以下の意見が出された

  ・基調講演や事例説明等、各セッション終了後に出入りが自由にできるようにインターバル時間を設定する。

  ・親子向けワークショップは午後開催でなく、午前中から講演と並走させ、部屋を分けて実施する。

  ・展示ルーム側ではワークショップブースとは別に親子が休憩できるコーナーを設置する。

  ・チラシは展示ルーム内ケースに事前掲出等可とする。

 ・事務局より本日意見を反映させ、明日以降でまちづくり専門家3名との協議を経て、講演内容を確定するとの説明があった。

2.その他

・次回、第45回会議は、8月28日(木)11-12時わぴあルームで開催を予定している。