先日行われたBaseball Clinicに参加された保護者様から市民記者レポートが届きました。
未来へつながる一球 ー ライオンズベースボールクリニック体験記
10月12日(日)、和光市広沢小学校グラウンドで開催された
「ライオンズベースボールクリニック」に、息子が参加しました。
このイベントは、埼玉西武ライオンズと和光市、わぴあ、そして少年野球連盟の協力により行われたもので、
小学生高学年を対象にした、ライオンズアカデミーコーチ陣による特別な野球教室です。
アカデミーコーチの指導に子どもたちが夢中に
当日は、長田コーチ、髙橋コーチ、田代コーチの3名が来場。
明るく穏やかな雰囲気の中で始まったクリニックは、序盤から子どもたちが積極的に手を挙げて発言し、
質問や意見を自由に交わせる“生きた学びの場”になっていました。
コーチたちは、できるだけ多くの子どもが体を動かせるよう工夫し、
笑顔と熱気が絶えない2時間。親としても、息子たちがキラキラした表情で
真剣にプレーに取り組む姿を見ることができ、本当にうれしい時間でした。
守備ごとの実践練習と集中の時間
練習では、投手・捕手・内野・外野など守備ごとに分かれ、
各ポジションでの動きを学ぶ実践的な内容が行われました。
どのグループでも、コーチの的確な声かけとアドバイスに、
子どもたちが一生懸命応える姿が印象的でした。
最後には質疑応答の時間があり、子どもならではの素朴な質問から、
練習に向き合う心構えについての質問まで飛び交いました。
その中で、特に印象に残ったのが「プロ野球選手になるために大切なこと」というテーマ。
「地味な練習こそ、強くなる道」
高橋コーチが話してくれた言葉が心に残っています。
「人がやらない地味な練習を、コツコツ続けることが大切。
最初のキャッチボールでも、黙ってやっている選手ほど伸びる。
なぜ黙るかというと、自分のフォームや体の使い方に
集中して向き合っているからなんです。」
この言葉に、息子だけでなく、親の私もハッとしました。
普段からチームの監督やコーチが伝えていることと重なる部分もあり、
改めて“練習の意味”を感じた瞬間でした。
その夜、息子は久しぶりに自ら素振りを始めました。
プロの言葉が心に響いた証拠だと思います。
地域の支えが生んだ、学びの時間
今回のクリニックは、市長をはじめ市役所の多部署連携、和光市少年野球連盟の皆さん、
そして広沢小学校や地域の関係者の方々の協力によって実現しました。
多くの方々の支えがあってこそ、子どもたちが安心して学べる環境があり、
アカデミーコーチから直接指導を受ける貴重な経験ができたことを実感しました。
地域が一体となって子どもたちの成長を支える――
その姿を間近に見て、和光市というまちを、さらに好きになりました。
まとめ
ライオンズベースボールクリニックは、
技術を磨くだけでなく、「努力」「集中」「感謝」といった
スポーツの根っこにある大切な価値を感じられるイベントでした。
息子にとっても、そして親にとっても、忘れられない一日になりました。
【文・写真:市民記者 福家】
