2025年3月31日(月)15時から16時に「多世代交流・サードプレイス部会」がわぴあルームにて行われました。

開催日時: 2025年3月31日(月)15時~16時
開催場所: わぴあルーム
参加メンバー: 市民、和光市資産戦略課、㈱ティップネス、パートナーズ・ワン㈱
1.本日の主旨について
本部会の主旨について、パートナーズ・ワンより以下の説明が行われました。
・わぴあや広沢地区における市民の地域活動・交流の促進を目指し、多世代交流やサードプレイスを創出するための市民を含めた意見交換を実施する。
・意見交換の内容を、来年度のわぴあの取り組みに活かしていく。
2.前回の振り返り
前回(昨年)実施した本部会での意見を反映し、わぴあで実施された取り組みについて、以下の説明が行われました。
・昨年の本部会は、「中高生世代」との連携というテーマについて意見交換を行った。その結果、中高生世代が自主的に企画・運営を行うコンテンツを含めて事業を実施していくことで、中高生世代も含めた多世代交流・サードプレイスの創出を促進することを、1つの目標として定めた。
・2025年2月9日に、市内中学生と共に企画・運営を行った事業「第1回フォトロゲイニング in わこう」を開催した。本事業は、約20回にわたり市内中学生を中心とした企画部会を実施し、長期の準備期間を経て開催された。中学生が様々な役割を担い、イベント当日は市内外から合計241名の参加者が集まり、盛況であった。本事業は、昨年の本部会の意見を反映させた代表的な取り組みであった。
3.意見交換
今回の本部会は、イベント開催時以外のわぴあの広場における「居心地の良さ」の創出というテーマについて、意見交換を行いました。
なお、意見交換に先立ち、2025年3月25日・26日に行われた実証実験の状況について、以下の紹介がありました。
<実証実験>
・2日間にわたり、わぴあのわいわい広場内にテント・テーブル・イス・ハンモック等を設置し、わぴあを訪れた方が広場でくつろげる空間づくりについての実験を行った。
・2日間で延べ約40名の方がイスやハンモック等を利用していた。
<意見交換で出た主な意見>
・広場でくつろぐにあたり、自分と同じような属性の方が何人かいると、その空間に入るハードルが下がる。
・広場の利用に関する認識として、イベントの時以外の広場は、「日常的に自分が入って使っても良い場所」というイメージがない。同じ認識を持つ方は多いのではないか。広場をくつろぐ空間にするためには、そのイメージを変えていくことが必要だと思う。
・市民が広場を日常的に使うことが浸透すれば、徐々に、仕事をしたりおしゃべりに集まったりする方々が出てき始めると思う。
・池袋の公園などでは、ブランケットの貸出などが行われている。そのような貸出備品などがあれば、「自分はここに居て良いんだ」というメッセージとして受け取れる。
・子ども同士のコミュニケーションが生まれていた。児童センター内ではそれぞれが自分の遊びに集中していることが多いが、屋外だからこそのコミュニケーションが生まれていた。
・広場の隣が一般道路であり、また敷地内の共用通路とも面している。区切ることと一体的に利用することの両方を含めて空間づくりを検討していく必要がある。
・カフェの近くに広場で使えるイス・ゴザ等を設置しておいて、自由に使えるようにすると良いのではないか。広場を利用する方の多くは、カフェ利用者であると思われる。貸出備品があることを周知していくと良い。
・一部人工芝のエリアを作るなど、「そのまま座りたい」と思えるエリアを作っても良い。
・広場の中での自分の居場所を自由に決められると良い。他の方と離れて利用したい時もあれば、近くで集まりたい時もある。
4.総括
イベント開催時以外の「居心地の良い」広場について様々な意見が出されたが、重要な点として市民が「日常的に広場を利用するイメージがない」ことが挙げられた。広場を利用するための心理的・物理的なハードルを極力下げた空間づくり・雰囲気づくりを行うことで、市民の広場利用を促進するための検討・実施をさらに行う。備品の貸出についても破損や紛失等も考慮しながら、検討のうえ実施していく。広場を日常的に市民が利用し集う空間とすることで、多世代交流およびサードプレイスの創出に繋げていく。
以上